インプラントの1~2%の失敗の多くがインプラント周囲炎です。インプラント周囲炎になると、インプラントの周りの骨が溶けてなくなってしまいます。
骨が溶けてなくなることにより、出血や膿がでたり、痛みが出たり、しまいにはぐらぐらしてかめなくなります。
適切に骨のあるところでインプラントをすれば、私の実際の感覚では、1%以下、多分0.1%くらいにインプラント周囲炎がおきます。
インプラント周囲炎の原因はいろいろ考えられます。
インプラントは、本来、歯がないところに入れるので、歯周病や力のコントロールなどのトラブルがあった場所に入れるということになります。
つまり、磨き方の問題(ブラッシングの不徹底)、歯周病菌の感染、ブラキシズム(歯ぎしりやくいしばり)による過重な力がかかってしまって支持する骨の喪失、そして手術の問題などにより問題が生ずるわけです。
また、患者さまの骨の状態や、免疫力にも左右されます。
もちろん、歯科医師の能力により、手術成功率は大きく変わります。
多くの歯科医師に会うと、やはり几帳面な人とアバウトな人がいます。
アバウトな人はきちっと決まった手順の確認が苦手です。こういった歯科医師は、言動でもわかると思いますが、どうしてもミスが多くなります。インプラントの成功率が低い歯科医師はどうしてもアバウトな人が多いことでしょう。
また、几帳面すぎるのも問題があります。あまりに几帳面すぎる人は、適切な時期に適切な処置をすることが苦手であったり、自分流を磨くことも苦手です。
つまり、何事においても中庸がよいということです。
もちろん、インプラントは外科ですので、たくさんの手術を経験してきた方がいいに決まっています。たくさんのいろいろな治療オプションを経験してきた方が手術はうまくなります。
インプラント周囲炎になってしまう前に、経験のある良識のある歯科医師に手術をしてもらうことにより、ある程度インプラント周囲炎を避けることは出来ます。
ただし、インプラント周囲炎になった際には、ある程度オステオインテグレーション(骨と結合した状態)が確立していれば、そして歯周外科的処置やレーザーなどの利用により、治ります。
ただし、骨の吸収が著しい場合には、インプラントの撤去が必要になります。ほとんどのインプラントメーカーは、撤去システムもあり、安全にインプラントの撤去ができますので、インプラント周囲炎になっても安心です。
インプラント周囲炎になって撤去した場合には、しばらくして(6ヶ月くらい待って)骨ができてから、インプラントをもう一度すれば、多くの場合インプラントを機能させることができます。
つまり、インプラントにおいてインプラント周囲炎になるケースは、すべてのインプラントの1~2%に起きる可能性があるが、その後の適切なフォローをすることにより、問題は解決できるということです。
インプラントには保証期間をもうけている歯科医院が多くあります。この保証期間の間であれば、無料でやり変えてもらえる歯科医院を選択すれば、更に安心です。
緑幸会では、今のところ、撤去すべきインプラント周囲炎になった方は幸いにいませんが、インプラント10年保証がついていますので更に安心です。
また、インプラント成功率においては、骨を増す手術や人口骨の使用により、3~5%成功率が落ちるとの発表もあります。ですから、もし自分がインプラント治療を受けるのであれば、今ある既存の骨に植えてもらうことを、私は選択します。
なぜなら、自分の骨にインプラントをすることが、成功率が最も高いからです。
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