当院には他院でインプラント治療は不可能と診断され、お困りの方が多く来院されます。当院でCT撮影を行い、詳しい検査・診断をすることで、その多くの方がインプラントを行うことができます。また、持病がある方も、主治医と連携することで手術が可能な場合がほとんどです。
ただし、本当にインプラントを入れる箇所のあごの骨が少ない時や、重度の高血圧の場合は手術のリスクが高くなります。また糖尿病のコントロールができていない場合や、抗がん剤治療中の方などは、すぐに手術を行わない方が良い場合もあります。まずは一度ご相談ください。
インプラントは骨の中に埋め込むものです。あごの骨の量がある程度あり、骨の中にきちんとインプラントが入って安定しないと、長期的に耐えることができません。当院では、あごの骨が少なければ骨を増やす特別な治療を行うことができます。
上あごの奥歯部分に骨が足りない場合に、上あごの骨の中にある空洞の粘膜を押し上げて、そこに人工骨を足します。1本:44000円
骨の幅が狭い時、または部分的に骨が足りない場合に使用する方法です。メンブレン(人工の膜)と人工骨を使用します。(動画参照)メンブレンや人工骨には多くの種類があります。
1本:44000円
これらはよく行われる代表的な治療方法です。あごの骨が少ない場合に行う治療は他にも様々な方法があり、複合的に組み合わせて行う場合もあります。
一般的にはこれらの治療を行うと、インプラント手術の成功率が下がると言われています。ですから、しっかりと検査をしてリスクの高さをきちんと確認し、適切な方法を選択することが重要です。実際に私の経験では、ほぼ全ての手術が成功しています。
当院には様々な全身疾患をお持ちの方も多く来院されます。その患者さまかかりつけの主治医と連絡を取り、相談のうえでインプラントの治療を受けていただくことができます。
そのため、下記の病名に当てはまる方やその他の持病をお持ちの方は必ず担当歯科医師にその旨をお伝えください。持病をお持ちの方でも十分な対策を行うことで、手術は可能になります。まずはお気軽にご相談ください。
血糖値や HbA1c が正常にコントロールされているかの確認が必要です。
過去にこれらの既往歴がある場合、血液をサラサラにする薬を服用している場合があります。お薬を服用されている場合は当院の担当医にお知らせいただき、一時的に服用をお休みするかどうか、かかりつけ医師に相談する必要があります。
骨粗鬆症の治療薬を服用している場合、インプラントによって骨壊死の可能性があるというレポートがありましたが、可能性は 0.1%以下です。念のため少しお薬をお休みすれば問題ないと考えられます。
ペースメーカーを使用されている方は内科医と連携して治療を行います。
抗がん剤治療中はインプラントにより骨壊死の可能性がありますので、抗がん剤治療が修了し、体調が落ち着いてからの治療をお勧めします。
たとえ1本のインプラントでも、その1本を入れることにより、他の歯を守ることができます。
最初から複数の歯がない場合、いきなり複数本のインプラントを入れるのは不安という患者さまもいらっしゃいます。まずは1本だけ入れたいという方の手術も行っております。私はその1本をどのように入れると患者さまにとって最大のメリットになるのか考えて治療を行っています。
実際には「インプラントを1本入れてみたら(入れ歯やブリッジよりも)快適なので、やっぱり他の箇所にも入れたいです」という方も多くいらっしゃいます。
他のご自身の歯と区別がないくらい自然な仕上がりになります。
歯は一度削ると、二度と再生することができません。また、削って詰め物や被せ物をした歯は虫歯にもなりやすくなるので、なるべく削らない方がいいのです。インプラント治療は歯を失ってしまった部分のあごの骨に行いますので、他の健康な歯を削る必要がありません。
歯を抜く前の自分の歯が100%噛めるとするとインプラントは90%噛むことができるため、アワビやイカなどもほぼ違和感なく噛むことが出来ます。入れ歯にした場合は、約10~20%くらいしか噛むことができないといわれています。
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